
ショッピングモールや商業施設の集客において、魅力的なイベント企画は欠かせません。しかし「毎回同じような企画でマンネリ化している」「予算や会場の制約がある」「企画から運営までのリソースが不足している」といった課題を抱える広報担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、商業施設で実施できる具体的なイベント企画案を15種類ご紹介します。さらに、イベントを成功させるためのポイントや、企画立案から当日運営までの流れについても解説します。
商業施設・ショッピングモールのイベント企画が重要な理由
商業施設におけるイベント企画は、単なる一時的な集客策に留まらず、施設の長期的な成長と発展に不可欠な要素です。ここでは、その主要な理由を3つの側面から解説します。
集客力向上と売上への直接的な影響
イベントは、新規顧客を施設に呼び込む強力なフックとなります。特に、通常来店しない層や遠方からの来場者を引き寄せる効果が期待できます。また、既存顧客にとっては来店頻度を高めるきっかけとなり、イベント参加を目的とした来店が、施設内の店舗での飲食やショッピングへとつながり、結果として施設全体の売上向上に直接的に貢献します。
施設のブランディング効果
ユニークで質の高いイベントは、施設のブランドイメージを向上させます。例えば、地域に根ざした文化イベントや、環境に配慮したSDGsイベントなどは、施設の社会的責任(CSR)をアピールし、顧客からの信頼と共感を得る機会となります。これにより、競合施設との差別化を図り、独自のポジショニングを確立することが可能です。
リピーター獲得につながる体験価値の提供
イベントは、顧客に「体験」という付加価値を提供します。単なる買い物だけでなく、楽しい思い出や感動的な体験は、顧客の記憶に深く残り、再来店の動機付けとなります。特に、家族で楽しめるワークショップや、友人と盛り上がる参加型イベントなどは、顧客エンゲージメントを高め、施設のファン化を促進し、長期的なリピーター獲得へとつながります。
商業施設で人気のイベント企画案15選
商業施設で実施できる多種多様なイベント企画の中から、特に人気があり、集客効果が期待できる15種類のアイデアをご紹介します。施設の特性やターゲット層に合わせて、最適な企画を選んでみましょう。
1. 縁日イベント
子供から大人まで幅広い世代に人気の縁日イベントは、お祭り気分を味わえる定番企画です。射的、輪投げ、スーパーボールすくいなどの定番コンテンツに加え、地域の特産品を使った屋台などを取り入れることで、より魅力的な空間を演出できます。特に、家族連れの集客に効果的で、施設全体に活気をもたらします。
2. キャラクターショー・着ぐるみイベント
子供たちに大人気のキャラクターショーや着ぐるみグリーティングは、ファミリー層の集客に絶大な効果を発揮します。特定のキャラクターのファンを呼び込むだけでなく、施設全体の賑わいを創出し、子供たちの笑顔で明るい雰囲気を醸成します。写真撮影会などを組み合わせることで、SNSでの拡散も期待できます。
3. ワークショップ・体験型イベント
「作る」「学ぶ」「体験する」ことに焦点を当てたワークショップは、参加者の満足度が高く、滞在時間の延長にもつながります。手芸、料理、プログラミング、アロマ体験など、ターゲット層の興味関心に合わせた多様なテーマが考えられます。親子で参加できる企画は、特にファミリー層に人気です。
4. 季節のフェスティバル
クリスマス、ハロウィン、バレンタイン、お正月など、季節ごとのテーマに合わせたフェスティバルは、年間を通して集客の目玉となります。装飾、限定商品の販売、関連イベントなどを複合的に展開することで、施設全体の一体感を高め、来場者に特別な体験を提供します。
5. グルメフェア・物産展
食は集客の強力なツールです。特定の地域の物産展、テーマ別のグルメフェア(例:パン祭り、スイーツ博、ご当地ラーメンフェス)は、食を目当てにした幅広い層を呼び込みます。期間限定の特別感や、普段味わえない珍しい商品を提供することで、購買意欲を刺激します。
6. 抽選会・福引イベント
購買金額に応じた抽選会や、来場者向けの福引イベントは、顧客の購買意欲を高め、来店動機を創出します。豪華景品や施設内で利用できるクーポンなどを準備することで、参加者の期待感を煽り、イベント会場の活気を生み出します。
7. ステージパフォーマンス
音楽ライブ、ダンスパフォーマンス、お笑いライブ、マジックショーなど、多様なステージパフォーマンスは、エンターテイメントとして来場者を楽しませます。施設の広場や特設ステージを活用し、時間帯を区切って複数回開催することで、多くの来場者に楽しんでもらえます。
8. フォトスポット・インスタ映えイベント
SNSが普及した現代において、フォトスポットは集客に欠かせません。季節感のある装飾、ユニークなオブジェ、トリックアートなどを設置し、写真撮影を促します。特定のハッシュタグを付けて投稿してもらうキャンペーンと組み合わせることで、SNSでの拡散効果を最大化できます。
9. キッズ向けゲーム大会
子供たちが楽しめるゲーム大会は、ファミリー層の滞在時間を延ばし、施設への愛着を育みます。ミニ運動会、クイズ大会、ボードゲーム大会、デジタルゲーム体験など、多様な形式が考えられます。参加賞や景品を用意することで、子供たちのモチベーションを高めます。
10. フリーマーケット・ハンドメイド市
地域住民が参加できるフリーマーケットや、クリエイターの作品が並ぶハンドメイド市は、コミュニティ形成に貢献し、施設に新たな賑わいをもたらします。一点ものの商品や手作りの温かみが、来場者に特別な価値を提供します。
11. 健康・ウェルネスイベント
健康志向の高まりを受け、ヨガ体験、フィットネスワークショップ、健康相談会、オーガニック食品の販売などを組み合わせたウェルネスイベントも人気です。地域の健康増進に貢献することで、施設のイメージアップにもつながります。
12. eスポーツ大会・ゲームイベント
若年層を中心に人気を集めるeスポーツは、新たな集客の柱となり得ます。ゲーム大会の開催や、最新ゲームの体験会などを実施することで、これまで施設に縁のなかった層を呼び込むことができます。オンライン配信と組み合わせることで、より広範な層へのアピールも可能です。
13. 謎解きイベント・スタンプラリー
施設全体を巡る謎解きイベントやスタンプラリーは、来場者の回遊性を高め、普段訪れない店舗やエリアへの誘導を促します。参加者が主体的に楽しめる企画であり、家族や友人と協力して取り組むことで、一体感や達成感を味わえます。
14. セミナー・トークショー
専門家を招いたセミナーや、著名人によるトークショーは、知的好奇心旺盛な層を惹きつけます。教育、美容、健康、マネー、地域情報など、ターゲット層の関心が高いテーマを設定することで、質の高い集客が期待できます。
15. SDGs・社会貢献イベント
環境問題、地域活性化、福祉支援など、SDGsや社会貢献をテーマにしたイベントは、施設の社会的価値を高めます。ワークショップ形式で環境問題を学んだり、チャリティ活動と連携したりすることで、来場者の共感を呼び、ブランドイメージ向上に貢献します。
商業施設のイベントを成功させる7つのポイント
魅力的な企画案があっても、実施方法を誤ると十分な効果は得られません。ここでは、商業施設のイベントを成功に導くための重要なポイントを7つご紹介します。
1. 明確なターゲット設定とコンセプト作り
「誰に(ターゲット)」「何を伝えたいか(コンセプト)」を明確にすることが、企画の成功の第一歩です。ターゲット層の年齢層、家族構成、興味関心などを深く理解し、それに響くようなコンセプトを設定しましょう。これにより、企画内容、プロモーション方法、会場デザインまで一貫性を持たせることができます。
2. 施設の特性を活かした企画選定
施設の規模、立地、客層、既存テナントの業種などを考慮し、最適な企画を選びましょう。例えば、広大な屋外スペースがあるなら大型フェスティバル、キッズ向け店舗が多いならファミリー向けイベント、オフィス街に立地するならビジネスパーソン向けのセミナーなど、施設の強みを最大限に活かすことが重要です。
3. 事前プロモーションの徹底
どんなに良い企画でも、知られなければ意味がありません。イベント開催の数週間前から、ウェブサイト、SNS、施設内ポスター、チラシ、プレスリリースなど、あらゆるチャネルを活用して積極的に告知を行いましょう。特にSNSでは、目を引くビジュアルや動画、ハッシュタグキャンペーンなどを活用し、拡散を促すことが効果的です。
4. 会場レイアウトと動線設計
来場者がスムーズに移動でき、安全かつ快適にイベントを楽しめるような会場レイアウトと動線設計が不可欠です。混雑緩和のための通路幅の確保、休憩スペースの設置、案内表示の徹底などを考慮しましょう。また、施設内の店舗への誘導も意識した設計にすることで、回遊率向上につながります。
5. スタッフの配置と役割分担
イベントの円滑な運営には、十分な数のスタッフ配置と明確な役割分担が欠かせません。受付、案内、誘導、安全管理、トラブル対応など、それぞれの担当者が責任を持って業務を遂行できるよう、事前の研修やマニュアル作成も重要です。
課題解決のヒント: 企画から当日の運営までリソースが不足している場合、アイ・プロダクションでは企画立案から当日の運営、撤去まで一貫してサポートすることで、広報担当者様の負担を軽減し、イベントを成功に導きます。
6. 安全対策とリスク管理
来場者の安全確保は最優先事項です。非常時の避難経路の確保、救護班の配置、警備員の巡回、悪天候時の対応策など、あらゆるリスクを想定した安全対策を講じましょう。イベント保険への加入も検討し、万が一の事態に備えることが重要です。
7. 効果測定と次回への改善
イベント終了後は、集客数、売上貢献度、SNSでの反響、アンケート結果などを多角的に分析し、効果測定を行いましょう。成功要因と課題点を洗い出し、次回のイベント企画に活かすことで、継続的な改善と成功へとつなげることができます。
よくある質問(FAQ)
イベントの滞在時間や回遊率を上げるにはどうすればいいでしょうか?
滞在時間や回遊率を上げるためには、以下の施策が有効です。
- 複数箇所での企画展開:施設内の異なるエリアで同時進行のイベントや、時間差で始まるコンテンツを配置する。
- スタンプラリーや謎解き:施設全体を巡る仕掛けを導入し、参加者に目的意識を持たせる。
- 休憩スペースや飲食店の誘致:快適に過ごせる休憩場所や、イベント限定の飲食ブースを設ける。
- 参加型コンテンツの充実:ワークショップや体験ブースなど、時間をかけて楽しめる企画を増やす。
SNSで拡散されやすい仕掛けとは?
SNSでの拡散を狙うなら、以下の要素を取り入れましょう。
- フォトジェニックなスポット:思わず写真を撮りたくなるような、見た目の魅力的な装飾やオブジェを設置する。
- ハッシュタグキャンペーン:イベント専用のハッシュタグを作成し、投稿を促す。景品を用意するとさらに効果的です。
- 参加型・体験型コンテンツ:参加者が主体的に楽しめる企画は、その体験を共有したくなる傾向があります。
- インフルエンサーの活用:イベント前にインフルエンサーを招待し、事前に情報発信してもらう。
- ライブ配信:イベントの様子をリアルタイムでSNS配信し、遠方の層にもアピールする。
企画書の書き方や必須項目は?
イベント企画書には、以下の項目を盛り込むことが一般的です。
- 企画名:イベントのテーマや内容が一目でわかる名称。
- 目的:なぜこのイベントを実施するのか(集客、売上向上、ブランディングなど)。
- ターゲット:どのような層に来てほしいか(年齢層、家族構成、興味関心など)。
- 企画概要:イベントの内容、開催日時・場所、参加費など。
- 実施体制:担当部署、協力会社、必要な人員など。
- 予算:収入と支出の内訳(会場費、人件費、広報費、景品費など)。
- スケジュール:企画立案から準備、実施、事後処理までの工程。
- 期待効果:イベントによって得られる効果(集客数、売上、メディア露出など)。
- リスクと対策:想定されるトラブルと、それに対する対応策。
これらの項目を具体的に記述することで、関係者間の認識を統一し、スムーズな進行を可能にします。
まとめ
商業施設のイベント企画は、単なる集客だけでなく、施設のブランディングやリピーター獲得にも繋がる重要なマーケティング戦略です。
「毎回同じような企画でマンネリ化している」「予算や会場の制約がある」「企画から運営までのリソースが不足している」といった課題を抱えている広報担当者様は、ぜひアイ・プロダクションにご相談ください。
アイ・プロダクションは、縁日をはじめ集客を目的としたイベントの企画・運営をするプロモーション会社です。多彩なコンテンツを準備しており、お客様の課題を解決する集客イベント・装飾をご提案します。企画から当日の運営まで一貫して対応し、お客様のイベント成功を強力にサポートいたします。




